たまりば

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Posted by たまりば運営事務局 at

2022年夏ですって。

どんだけよ。
どんだけ放置していたのよ、このブログ。
いや、頭と心の片隅に「書いてないなぁ…」っていうやり残し感はずーっとこびりついていたんですがね。
最後に書いたのが2021年の1月だっちゅ~から、まあ、あれだけ書く事が好きだった私にしては、なかなかの期間をおとなしくしていた事になります。
実際、文章も書きたくなくて、自ら何かを発する事もしたくはなかったのですが。

6月は誕生月でした。
歳相応の所作を身につけたいと強く願うお歳になりましたよ。
最近は一日7キロのウォーキングが日課です。
調子が良ければそのまま走ったりもして、産後の堕落した身体を絞りキープしています。
あ、来年からの舞台復帰も決まりました。
計三作品が決まっていて二本が主演です。
その後の事はあえて決めずに。
「選ぶ人」になったのだと思います。
息子の時も二年の休暇で復帰だったなぁ…
でも、今回はコロナもあり、自分の気持ちと対話しながらの休暇。
本当に本当に色々な事を考えました。
生き方や、マインド、果たして自分は清潔かどうか。
来年の復帰時、娘は三歳になっています。いけるかなぁ…やれるかなぁ…と、様子を伺いながらのそれになると思うのですが、底抜けに元気っ子の彼女を見ていると、まあ現場に連れて行ったとしても一緒に歌ったり踊ったりする姿が容易に想像できますので大丈夫かと。
ともあれ、出過ぎず、退がらず、今「ここ」を生きながら、日々の生活が照らす明日を守って行きたいと思っています。


現在の話を少しすると、息子は中二(反抗期真っ盛り)娘は一歳八ヶ月(イヤイヤ期大突入)チワワの麦子さんは五歳二ヶ月(日々でかくなる娘に対するマウント行為は諦めた模様)大黒柱の旦那も二歳年上の私を追って40代になりました。
旦那といえば、近所にあったお気に入りのカレー屋さんが火事で全焼してしまい、それはそれは元気がありません。
昇進時やボーナス時等、何かしら祝い事のタイミングで、必ずそこのシークカバブを自分用に買って貪り食うのが彼の生きがいだったのに。
誰か美味しいシークカバブを彼に恵んでやってください。今日も有給を取った彼が娘を一歳半検診へ連れて行ってくれているから、私は一年半ぶりにブログを書いていられるのです。
コロナ渦のリモートワークと私の妊娠が重なり、食事の殆どを旦那が作る様になっていた頃も、息子と私の食事とは別に必ず週に二回はシークカバブを自分用に買って食べていました。(あ、最早祝い事関係なかった。笑)
時短に拘り過ぎている私の料理とは真逆で、彼のその丁寧な作業の上に成り立つ味付けは、今後一生勝てる気がしない程美味しいのです。
娘のお食い初めのメニューや離乳食の進め方に張り切り、息子の家庭科の授業の料理にまで煩く指導したりしていた彼が「俺は一番リラックスする家で大好きなシークカバブとビールを飲んで映画を観ているのが幸せなんだ」と言うのだから、そろそろ、本当にシークカバブだけは食べさせてやりたい。(↓写真、右下がシークカバブ)

何の話かと言うと、このブログは、本日書き、あともう一本を近々書く事は決めているのだけれど、それを投稿したら今後また暫く書かないだろうと言う事です。
前々から話していた様に、SNSが嫌いになりました。
なんというか…この一年半、そんなこんなの過ごし方をしていたら、そんなものの無い生の現場で自分の知見を広めたいという気持ちが大きくなったのです。
私の様な感情的な人間は、物事をフラットに見る旦那の様な人の言葉に救われ、ピーピーギャーギャーワンワンプンスカと煩い我が子達との営みからこそ未来を想像していたい。
このコロナ渦、一見良さげな直感や、恐ろしい極論を多く見聞きしました。
衝突や軋轢は誰も救わない。爪痕も残らない。陰謀論なんかを吠えてるアレは本気でウンコバカだと思うし、人が死んでいる現実社会で、誰にも押されていない発狂スイッチを発動しては誰かのせいにしていないと呼吸が出来ないらしい者共は、それこそ銀河系で思う存分スターを目指して、その存在が見えない位置へ飛んで行くが良い。
まあ、それでもいちいち目に入るわ、他人の家のポストにどんな顔して入れてんだかわからん精査に値しない反ワクのチラシなんかにもうんざりなんですけど。
それらをかわして心を穏やかに保つのも、コロナ渦における重要な戦い方の一つかと思った次第です。

ああ、それにしても素晴らしきかな、平日の自由。
とりとめなく書いた久しぶりの内容がシークカバブでいっぱいになったのは自分でも驚きです(笑)

時短に拘り過ぎて、衝動買いした代物。三回程使って、お店へお譲りしました…。

もういっちょ。旦那がハマっているてらがき農園さんの「野菜漬けちゃいました」シリーズ。南高梅の梅酢で漬けておられます。

旦那と娘。散歩中。

青も緑も、元気をくれる。娘の名前の由来です。

陸上部に入った息子は筋トレ命の毎日。そろそろ写真も載せ納めかな…。

小学校卒業時。どんなに怒られても泣く事はなくなった息子が、この日とBSでやっていたハチ公物語を観終わった後だけは、立ち直れるか心配になるぐらい泣いていた。

黒帯達の大会前トレ。コロナで大会もだいぶ中止に。ここまで本当によく頑張ったと思う。

こんなにオムスビさんだったのに。身長はだいぶ前に越されました。  


  • 2022年07月14日 Posted by IKUMI at 17:50voice稽古告知

    2021始まりの近状


    延期から、再延期。
    今年決まっていた舞台も10月までお休みです。
    毎年行っていた学校公演も、今年は中止。
    我が子が卒業の年に出来ないのは寂しいですが、それも人生だと未来で笑えたら、それがいい。
    政府がどうのは最早いいから、自分なりの自粛をするに尽きる。
    奇をてらうべからず、だと思っております。

    そんな中、細々と会いたい人に会ったり、引き続き有難い贈り物が届いたり。
    なんと客演予定の劇団の皆さんからは色紙とプレゼントをいただいてしまいました。
    俳優のタカギケイタさんが、あの甘いマスクで選んだという苺柄の服やレースがついたスカートが可愛い過ぎて、もう(笑)

    そういえば、ようやく鬼滅の刃を読みました。
    小さい頃から、アンパンマンやトーマス等、子供らがハマるアニメにあまり関心を示さなかった息子が、この鬼滅祭りには抗えず、お年玉で単行本を爆買いしやがったからです。彼は善逸というキャラクターに相当惚れ込んでいるらしく、ママも読め或いは見ろの命に従い、娘の授乳をしながら1巻~6巻までを一気読みしたのですが、まだ善逸の人為を掴み取る所までは行き着いておりません。続きを早く読みたいのに、何やら7巻からは入手困難だそうで、同じマンションの同級生に借りに行かせるも先約順で待ちの状態っていう(笑)
    早く「キャー!!善逸!!」とか言えるまでにはなりたいのですがね。

    娘は生後二ヶ月になりました。
    好きなナンバーは、ザ・キング・トーンズのグッド・ナイト・ベイビー。
    本来ならギャン泣き覚悟の予防接種が始まる時期なのですが、流石に病院へ行くのも慎重になっています。こればかりはグンナイベイビー♪で乗り切れるアレでも無し。
    息子の卒業式のスーツやら、進学の為の制服の採寸やらにも頭を捻らねばならず、嗚呼、子を二人育てるという事はこういう事なのだな…と。
    加えて我が家には、それはそれは甘やかして育ててきたチワワの麦子さんが随時チャカチャカまとわりついてきますもんで、私の心中たるや、大家族の父ちゃん母ちゃん凄いわ…偉大だわ…双子とかマジ敬服だわ…とそんな感じ。
    自由人の息子はさておき、頑固なママっ子になりつつある娘と、その娘にマウントをとる愛犬に挟まれ、私もいよいよブログを書くのが億劫になってきました。更新の頻度は少なくなるかと思いますが、感じるまま、心の向くままに、このページは続けて行こうと思いますので、今年もどうぞ宜しくお願い致します。

    生きとし生けるもの全ての平穏を祈って。
    啓。

    ※以下は追記と写真です。

    小さい頃から可愛くて仕方なかった従兄弟が、とても素敵なお嬢さんと結婚した。「ちゃーちゃんおんぶ」と言われると嬉しくて、この子を背負っていつまでも田んぼ道を歩いた夏休み。チビがチビを寝かしつける姿は近所でも話題になったらしいけど、全然辛くなかったし重くなかった。人に求められる喜びを教えてくれた8歳下の弟くん。今じゃ生後二ヶ月の我が子の重さにヒィヒィ言ってる私だけど、あの頃の嬉しさが今の私を育ててくれています。ありがとう政輝。おめでとう政輝。

    お嫁さんは、サーカス物語の菅野さんの衣裳を作った方です。佳美さんが偶然見つけて用意してくれた物だったのだけど、観劇時に「あれ私が作ったやつだ!」と気づいたそう。縁って凄い。

    年末年始の料理は、旦那が引き受けてくれました。おせち料理も作ってくれたのだけど、写真がイマイチ映えず割愛。

    年末のSASUKEで思ったこと。
    気の早い話だけれど、娘には是非とも森本祐介さんの様な方と結婚して欲しい…どうしたら彼の様な人になれるのだろうか。

    リンツのチョコレートにハマる(写真は靖乃さんより)

    ウェルチ!!

    従姉妹から。

    従姉妹から。

    自分から。
    だいぶ前から、大荷物のリュック派から最低限のミニトート派になっているのですが、色々使った結果、THREEのバッグがヒットしました。

    ラスト。テレワークの旦那の膝の上を独占する麦子さん。

    この投稿を書いた翌日、旦那がDORAMAで見つけて買ってきた!息子、狂喜乱舞。私は、善逸より刀鍛冶のはがねづかさんが好きでした。あと「隠し」の後藤!  


  • 2021年01月15日 Posted by IKUMI at 20:29voice告知

    父と暮らせば

    ヒロシマ、ナガサキの話をすると、「いつまでも被害者意識にとらわれていてはいけない。あのころの日本人はアジアにたいしては加害者でもあったのだから」と云う人たちがふえてきた。たしかに後半の意見は当たっている。アジア全域で日本人は加害者だった。
    しかし、前半の意見にたいしては、あくまで「否!」と言いつづける。あの二個の原子爆弾は、日本人の上に落とされたばかりでなく、人間の存在全体に落とされたものだと考えるからである。あのときの被爆者たちは、核の存在から逃れることのできない二十世紀後半の世界中の人間を代表して、地獄の火で焼かれたのだ。だから被害者意識からではなく、世界五十四億の人間の一人として、あの地獄を知っていながら、「知らないふり」することは、なににもまして罪深いことだと考えるから書くのである。おそらく私の一生は、ヒロシマとナガサキとを書きおえたときに終わるだろう。この作品はそのシリーズの第一作である。どうか御覧になってください。
    ————————————————————————————————
    来月、本番を迎える「父と暮らせば」で書かれている前口上です。
    私自身、井上ひさしさんの作品に取り組むのは21年ぶりで、あの頃は「マンザナわが町」という作品で、強制収容所内を生きる日系アメリカ人歌手の役を演じていました。
    その後「谷間の女たち」「二十四の瞳」「泰山木の木下で」と戦争ものの舞台への出演が続き、若き頃の自分がのたうちまわりながら苦労した役作りの期間を、今になって思い出している訳ですが…
    人一人を演じる責任の重さ、メッセンジャーとしての認識の甘さを嫌という程思い知らされたあの頃、ただただ必死だったあの頃に、恐らく、この前口上を私は読んでいて、この文章は、今日までの舞台人としての自分が殊更に追いかける遺志となっている。

    よく言う「演劇は人間成長の場ではない。観に来て下さるお客様のものだ」という当たり前の考え方も、実はこの根本精神から成り立っていて、この考え方を頑固にさせているのも、この前口上です。
    何かを伝えたいと思った時、私達は人々の時間をいただいて語ったり、歌ったり、踊ったりをしている事を忘れてはいけない。
    頑張るだけでは駄目。気持ちいいだけでは駄目。確実に現場にいる人の心を豊かにするという約束の上で上演しなければ、宣伝などしてはいけないのです。

    馬鹿にされました。
    嫉妬もされました。
    もう、わけわからん攻撃にも合いました。
    未熟な私は、その都度で怒りながら生きてきました。

    それでも今日という日、年齢ばかり大人になり、闘う事を放置していた今時期。
    この様な気持ちを呼び起こす作品にみたび出会えた事に感謝しています。
    そして、手前味噌になりますが、自分の構築力を信じ全力を注ぎたい。

    「父と暮らせば」は12月にもお話がある様で、続けられるものならばいっそ死ぬまで演じ続けたい役なのですが、そちらは、onepuckの俳優、當瀬いつみに受け渡そうと思っています。彼女なら、私とは別の感性で、がむしゃらに美津江役にくらいついて行くと思いますし、次世代へのバトンタッチも、また、私の役目だと考えるからです。

    ありがたい事に、11月「父と暮らせば」2月「学校公演・虫侍」5月「虫侍・再演」/「青踏の女たち」と4本の舞台が決まっています。
    全て素晴らしい作品で、全ての役柄が今回はバラバラ(笑)
    命を吹き込むべく。
    丁寧に。
    まずは父と暮らせば!!

    「父と暮らせば」井上ひさし・新潮文庫

    「父と暮らせば」映画・作品情報→https://eiga.com/movie/41040/

    「青踏の女たち」で演じる田村俊子。Wikipedia→https://ja.wikipedia.org/wiki/田村俊子

    2004年「泰山木の木の下で」髪を垂らした女役(頬にケロイドを持つ娼婦)

    2006年「二十四の瞳」大石久子役(第二次世界大戦に突入した昭和初期。戦前、戦後を生きた女教師)  


  • 2019年10月27日 Posted by IKUMI at 12:20voice稽古告知

    志田 淳



    先程まで、リアルタイムで観ておりました。
    深く、志田さんと関われている事に感謝しております。

    志田さんは、onepuckでも、皆の心の伴走者かと思います。  


  • 2019年08月25日 Posted by IKUMI at 21:54voice稽古告知

    稽古と演劇祭


    ひなた村劇団さんの客演が決まり、稽古に参加する中、滝田千聰氏の動向が、よく分かるこの頃。彼女は演劇祭の実行委員長としても、こんな企画を立ち上げました。
    明日、私は総合演出として関わります。
    今朝は宝塚OGのカジキタさんからの振付が送られて来て、テンションが…ウキウキ♪
    殺陣は我らが組長、西田の兄貴。
    音響、やぐっちゃん。
    今日までの、ちさ姉の気の遠くなる様な準備を形に出来る様、楽しんで頑張って来ます。
    入場無料なので、良かったら観に来てください!
      


  • 2019年08月11日 Posted by IKUMI at 10:21voice稽古告知

    誕生日までと、これからのこと(写真が多い。どれだけブログを放置していたのか)


    実は明日、本番です。
    あ、もう今日だ(笑)
    親子愛を描いた三本立て。
    私は「ちっちゃなかみさん」と「糸車」に出演するのですが、実は密かに一発目の「夕靄の中」が、とても好きだったりします。凄いなぁ…山本周五郎…。いつかの稽古で、演出の森先生が「山本周五郎は職人だ」と仰っていました。本当にそう思います。
    そういえば、本番前に何かこうリセットがしたくて、家の大掃除をしていた所、昨年、同じく森演出「星のサーカス」の稽古期間中、別役実さんと著作権の関係でやりとりをした時の葉書がこのタイミングで出てきました。そこに何ともゆるやかな「ヨロシク!」の文字を発見し…ほっこりした次第です。別役さんなんて、生きてるうちに直にお話する事は無いと思っていましたから、こちとらはそりゃあ硬い文章をお送りしたのだと思うのですが(笑)本物の偉人は、決して偉ぶらずに小さき者と手を繋いてくれるんだなぁ…明日は別役さんと友人にでもなった気で、その葉書をお守りに持って頑張って来ようかと思います。

    さて。
    そして私は10日が誕生日でしたの。
    なかなかな熟女です、もう。
    なかなかな熟女です、そら。
    分かってます。
    分かってるから二回書きました。
    ここから下の文章は、なんだかかんだか、ブログを放置していたアレとかもあるんですが、なんとなく今日にあたって、みたいな感情が無きにしも非ずで長いです。

    「どれが欲しいの?買ってあげるよ」
    Louis Vuitton の店内でふいに息子が言うので笑ってしまった。
    私は、自らブランド物を買わないのだが、今年の誕生日は、ビップな方から、それはそれは高価な鞄を頂いてしまったので、これを機にボロボロになった財布を同じブランドで揃えようかと考え来店したのだ。が、やはりその数々の突拍子もない値段におののいている時に放たれた御言葉。

    「買ってあげるよ」

    いきって家出をしたとして、ほんの数日生きていけるかもしれない程度の貯金額で、どや顔で「買ってあげるよ」を言える息子が面白くて好きだ。生まれて11年目を迎えた彼は、赤ん坊のころから大きな声で泣く事がなく、わざと親を困らせる事が殆どなかった。田舎育ちの牧歌的な旦那に顔も性格もよく似ており、世間に過度な期待をせず、妬まず、今日という日をただただ健やかに過ごす事を生きがいとしている。それでも、彼自身の社会の中、信じ、疑い、悔しい思いを少なからず味わっている事を私は知っている訳で……初めて打ち明けるが、私は、こんな風にそんなこんなをとっぱらって、ふいに人を豊かにさせるアホなキャラクターが、唯一息子と私が似ている所なのではないか、なんてたまに思ったりするのだ。と、同時に、そんな生き方をしていると苦労するぞ…なんて将来を案じたりも、する。

    劇団の方は、看板の市原稔が晴れて結婚し、この一年はそれぞれ客演等の活動はするものの、onepuck自体の公演は一年間休止する運びとなった。人を立て、人に学び、決して人を裏切らない姿勢で組織を支え続けた市原の、実直な正しさに惹かれて集まっている人間達がいる。その人間性を内包した演技で観客は彼を覚え、彼に会いに来た。彼が休みの間はonepuckは面白くないのです。だから皆さんは、市原にたくさんの「おめでとう」を送ってやってください。謙虚なんだか根暗なんだか、よう分かりませんが、恐らく彼からは絶対に結婚をアピールしませんので。そうでないと、身近な私達が楽屋で奥様の自慢を延々と聞く羽目になりますので。いっちょ、ホントに、宜しくお願いします。

    これは志田さん。なんか本当は凄いんです、この人。ええ。あの志田さんです。

    それぞれがそれぞれの道で活動をし、私も間もなく学校公演と来年の構想を練る時期がやってくる。
    なんだかんだ「ジプシー」から七ヵ月だ。旗揚げからずっと、書いては稽古の日々を繰り返していたのだから、それに比べたらとてものんびり過ごした。だって、先程の市原話を書くまで私はonepuckのスペルを忘れていたし(笑)
    これまでには考えられない様な自由時間を手にした私は、毎日ご飯を作るのが楽しく、子供達へのハグがしつこく、掃除に精を出し過ぎてうるさく、バイトの後の酒が美味しかった。
    「芝居をもっとやらないんですか?」と言われ「今はやらなくていいんです」と答え「求めなくなりましたね」と言われ「疲れたから」等とうそぶくのを止めにして、これからは正直に「自分勝手な義務を捨てたんです」と言おうと思う。恥ずかしくても言おうと思う。出来なくなる時はいつか来る。やりたくなるきっかけはそこらにある。現実を知り、実体を知り、心が求めるものをきちんと整理して次を考えたい。
    明日の本番を完了したら、そんな物語を選びます。
    次もブログはいつ書くか分かりません。
    が、次こそ長くならぬ様…気をつけます。
    —―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 
    以下、写真。どんだけ溜まってたのか。GWとか、誕生日とか。
    インスタやTwitterをすすめられましたが、それはそれで縛られそうで嫌なのです。
    うを、嫌なのです。
    あ、でもブログとfacebookは連携させようかなぁ…そうしよう。きっとしよう。當瀬にやり方を聞こう。

    息子氏念願のマッスルモンスター。体重を増やして次はバンジージャンプをしたいらしい。絶対に付き合えない。

    ハンバーグがだいぶ美味しい。

    美味しかったサンドウィッチ。

    潮干狩り。

    アサリ達。砂抜きで絶叫。

    海老蔵さんもおらっしゃった。

    誕生日にプレゼントしていただいた「アラジン」ジーニーが素晴らし過ぎて、観劇後やや飲み過ぎる。

    四季劇場の隣でばくばく食べたディンタイホンの小籠包。その後誕生日を理由に二回行きました。

    レトロカフェの太地さんからもらった大きなハイボール。

    7日は、文字通りななやで誕生日が一日違いのあいちゃんと一緒にお祝いしていただきました。

    晴さんが描いてくれてます。

    逆光の中のプレゼント。全部大切にします。

    黒ちゃんからは、今年も北海道の美味しい出汁が届きました。

    あ、このスコッチ美味しかったです。

    バイト先でお土産。お酒が弱くなったので、もらえるとラッキー♪

    南高梅の昆布巻きは、大切な方へのお返しに。これ凄く美味しいです。  


  • 2019年06月28日 Posted by IKUMI at 00:49voice稽古告知

    ジプシー終演

    恐らく打てば打ったで必ず黒字が出ていたPASSKEY時代を除けば、onepuckの集客が歴代で一番多い舞台でした。
    鳥山氏の集客力には、皆が感謝せねばならないし、私も本気で売りました。
    だからこそ、我々に惚れてくれている観客の皆様に背かない姿勢を今後も追及して行かねばならないと改めて考えていますし、こんな事を言える様になるまで本当に色々な事があり、芝居に興味が無い人にも、我々に興味が無い人にも、もっと言えば何らかの偏見を持っている人にも、一先ずこちらを向いてもらう為に何が出来るか、を常に考えて生きてきた故、今日のブログは物凄く感情が溢れる気がしており。なので、もう、このブログの文章は恐らくラストまで滅茶苦茶になります。失敗になります。長い文章嫌いなのに、えらい長くなります。つまりは、お前何浮かれてんだ的うっとうしい感覚を与えるやも解りませぬが、真意ではありません。そうじゃないんです。

    満席の拍手は響きます。
    シガラミとか、悩みとか、それこそ日常の重い部分を一旦宇宙の方へ「ドンッ」と捨ててくれる温かさがあります。そんで、人を化け物にさせる強さがあります。
    私たち役者にとっては、そんなお客様こそがジプシーの様なユートピアなのかと。
    初舞台から30年が過ぎ、演出を始めてからは10年が過ぎました。私がいつまでも、この芝居の世界に憧れている様に、ジプシーも又、いつぞやか自分の手で描いてみたい作品だったので、その機会が訪れた今日と、関わってくれた関係者、そして、ご来場いただいた皆様に心から感謝しています。

    開演前の円陣。

    ぎりぎりまで我儘を言った装置。次田氏の照明がたくさんのミラクルを起こしてくれました。

    オープニングの一礼の振りで拍手が起きた時に鳥肌が立ちました。翔大の振付のマジック。私、多分あれ一生忘れません。

    初舞台のモモちゃん。あなたの健気は大人の方が見習わなきゃいけないね。心の強い娘さんでした。

    絶対に噛まない主役のお二人。どんだけの台詞量だったのだろう…

    アスリート。

    ジプシー登場。朝比奈のおでこはこの貝の痕が…

    拘りの衣裳に佳美さん手作りのマントが映える。

    怪演、トクさん。またご一緒したい。謙虚で熱心である事の尊さを背中で教えてくださいました。

    三種類の太鼓を叩いたウシオ役、伊佐山氏。民族衣装が誰よりも似合っていた。

    ジプシーを読んだ時に思い描いた絵がこれでした。麻子さんが占いしてて、當瀬が寝てて、みたいな。二人ともありがとう。

    初登場、タケマツ役のタカギケイタさんは、人としても俳優としても素敵な方でした。

    夫婦役をやれた事が幸せ。

    卓袱台はともちゃんの力作です。人が乗っても全然平気。で、軽い。

    工事人たちはおなじみのメンバーでした。みんな作業着似合い過ぎ。

    似合い過ぎ。

    スコップやツルハシも全く危なくなく軽い得物がたくさんありました。あれ、最終的に何本あったのだろう…

    飛ぶカンさん。男性からも女性からも大人気。

    稽古中は「カンさん、アユ、メイ」と呼んでいた長丁場の場面。

    共演は多いのに、お互いにこの手の相手役は初めてで照れてしまった場面。
    実はカンさんは、もう一人の主役で、登場からラストまで出ずっぱり。キャストの殆どと会話しているのがこの人なのです。

    タマキ役のさっちゃんが素敵。

    あ、カオルです。

    志田さんです。

    オープニングもエンディングも出ないくせに5分間で笑いを全部持って行ったズルい人です。終演後、志田さんとは「人の笑い声っていいね。人の笑いっていい」と話しました。私の知人は「本気で狂えば彼はシェイクスピアも怖くないだろう」と絶賛していました。

    楽屋で佳美さんに胸を作ってもらっていたのがシュールでおかしかった。

    怪演②現場監督の市原。

    舞台監督助手として、おそらく小屋入り後は誰よりも本物の現場監督だったかと。

    「青空の子守唄」タネ役、鳥山鳥子。

    トクとタネと人々。

    鳥山氏の歌に「待ってました」が聞こえそうでした。

    もっと、曲を作ろう。

    好きな1枚。

    これも(笑)

    旅立ち。こけそうになりましたがごまかしました。

    ラスト。

    カーテンコール。

    踊るのです。ここの振付は佳美さん。

    ジャンプ!!


    ~パンフレットより抜粋~

    豊かな人は物に興味を持たない。だけれど主役の夫婦の様に、忘れかけていた自分の地力と再会し、是認した上で明日を考える。そんな作業を繰り返して生きたいと今は強く思う。
    この作品に触れていただいた全ての皆様に感謝します。芝居を観ていただける事は私達の幸せでございます。ありがとうございます。
    朝比奈生美

    という訳で、ジプシーが終わりました。
    そして、只今2月の学校公演の脚色がまだ出来ておりません。明日、顔合わせなのに、です。
    早朝には仕上げにかからねば。ひえぇぇ…。

    お酒と、お花と、アケシさん作のパンフ。

    長くなりました。おやすみなさい。


    ななやの姉と。

    CDをくれたジェンマさんと。

    ライトアップされて綺麗だった高幡不動。



































      


  • 2018年12月07日 Posted by IKUMI at 03:33voice稽古告知

    ジプシー週間

    日曜日が最終稽古でした。運営部と小屋入り前の打合せを終え、その足で機材を引き取りに行き、帰宅すると、空手の試合でヘタリ切った息子が爆睡しており、その顔を撫でた訳です。私もとっても忙しかったけど、彼も彼でその日は色々な事が心の中で起きたのだろうと。眠る前に帰宅出来なかった事を悔やみながら一緒に寝ました。

    そんな彼も先月末に10歳となり、私は母としても10年目を迎えた様です。

    ケーキを食べ、生々しい金額の自転車を手に入れた彼の将来の夢は「中村アンと結婚する」事だそう。こんな面白い事を言う彼が、やっぱり私にとってのオンリーな人で、今日までの10年と、これからの全てに感謝した次第です。

    そして、火曜日は小屋入り。
    月曜から荷積みが始まっていたのですが、私は仕事先に少しだけ出ました。
    ここで出会ったリサイクル業者の社長さんが、終演後の廃材を引き取ってくれる事が決まり、団員一同、両手を挙げて喜んだのですよ。だって、荷下ろしいらないし、レンタカーいらないし、お金かからないし!!
    出会いって、大切だなぁ…と。今の仕事先のお客様は皆さん素敵な方ばかりで、今回の公演を応援して下さっているので、私も出られる時間は仕事に出ようと思い、ぎりぎりまでお店にいた訳ですが、そんな中でも寝ずに業務をこなす劇団運営部と、キャスト&スタッフにも心から感謝しております。おかげで小屋入り初日は時間が余る程スムーズに終わりました。

    お昼に買い出しで、ちさ姉とウロウロいたのですが、高幡不動って良い町だなぁ…と思いました。新選組もそうですが、参道には美味しそうなお店がいっぱいで、じっくり歩きたくなりました。

    今日もこれから会場へ向かいます。この梅干しはお客様へのお土産(笑)うんめ~の♪

    明日、場当たりで、いよいよ本番。既に400名近い予約が入っています。

    ↑フライヤーの原画はチョークアート。miho oguriさんのものです。あとメイ役の當瀬が映った(笑)
    千秋楽はまだ空きがちらほらございますので、ご予約まだのお客様は是非この機会にジプシー達に会いに来てください。
    お会いできる事で、我々の怒涛の日々が報われます。宜しくお願い致します。

    啓。

    無音さんの力作。危なくないよ~!






      


  • 2018年11月21日 Posted by IKUMI at 12:27voice稽古告知

    ジプシー 千の輪の切り株の上の物語


    そしていよいよ来月は本番です。会場は日野市!!
    今回は孫のいる役になりました。
    それでも歌って踊ります。

    横内さんの作品を演出するのは初めてですが、少なくとも、この「ジプシー」は、子役の頃からご縁のあるお話でございました。
    onepuck番も、とても良い作品になっておりますので、是非とも応援の程、宜しくお願い致します。
    **********************************************
    「ジプシー 千の輪の切り株の上の物語」
    上演回数200回を超える劇団扉座・横内謙介氏の作品をonepuckの演出で彩ります。
    チケット予約は
    onepuckホームページ http://1puck.com/
    朝比奈生美専用予約ページ

    http://ticket.corich.jp/apply/93179/002/
    に、ご予約いただくか、直接、私までご連絡いただけたら手配の方をさせていただきます。
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    onepuck本公演
    「ジプシー 千の輪の切り株の上の物語」
    ■STORY
    ――物に縛られて動けなくなるか、何も持たずに自由でいるか――
    ある都会の真夜中。一組の若夫婦が工事中のマンションの現場に忍び込む。
    完成を待ち切れず、自分たちが買った新しい家を見にきたのだ。
    然しそこには、すでにジプシーの大家族が住み着いていて………生と死、家族と個人、出会いと旅立ち。
    綿々と受け継がれた生命の繰り返しが、その一室で行われようとしていた。

    ■出演…伊藤俊介、滝田千聰、市原稔、朝比奈生美、關文比古、えいきち、堰口無音、菅野俊一、川島敦子、志田淳、櫻井健助、鳥山鳥子、タカギケイタ、伊佐山孝志、結川さつき、當瀬いつみ、大熊苺々日

    ■STAFF(抜粋)
    作=横内謙介(扉座)
    構成、作曲、演出=朝比奈生美
    演出助手=瀧田千聡、川島敦子
    舞台監督=次田満夫
    舞台監督助手=市原稔、當瀬いつみ
    美術=齋藤誠(劇団古田工務店)
    照明=次田満夫、次田美智子
    音響=Masa(M&S onken)
    振付=翔大(TEAM SANT)、堰口無音
    殺陣=堰口無音
    演奏=伊佐山孝志、鳥山鳥子
    衣裳=古原佳美
    道具=川島与実
    撮影=岩間祥泰、高見明士
    制作=富田美香子
    フライヤー絵=Miho Oguri(Miho's Chalk Booth)
    宣伝美術=高見明士
    楽曲提供=達磨洞、ちいさこべ音楽工房、カルロス真吾

    ■TIME TABLE
    2018年11月23日(金)18時~
       11月24日(土)14時~

    ■TICKET
    一般 2,800円、高校生以下 2,300円
    ※全席自由。
    会場は開演の30分前になります。

    ■ACCESS
    日野市七生公会堂
    東京都日野市三沢3-50-1
    (042-593-2911)
    京王線高幡不動駅から徒歩5分

    皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
      


  • 2018年10月17日 Posted by IKUMI at 20:02voice稽古告知

    當瀬の偉業

    団員の當瀬いつみがonepuckのホームページをささっと更新してくれました。
    上手い人は色々が早いのだな。
    料理とかもそうですもんな。
    話とか。
    文章とか。
    ありがとう、當瀬!
    てゆうか當瀬。
    あんた、かわいいわ賢いわ色々上手いわって、これから大変だぞ。
    せめて食いまくってデブになるとか。
    飲みまくって肌荒れするとか。
    何かダメなところを作らないと、世の中の荒んだ女子がすんげ~攻撃をしてくるぞ。
    まあ、當瀬はたぶん負けないのだと思うけど。
    得意の下ネタでドン引きさせて「ごきげんよう」とかをささっと言って華麗にかわすのだろうけど。
    充分に気をつけなはれよ!

    という訳で、今月末の客演情報はホームページのトピックスに載っています。
    どれもこれも良い芝居です。
    ☆onepuckホームページ↓
    http://1puck.com/index.html
    ☆Facebookページ↓
    https://www.facebook.com/onepucktheatricalcompany/

    ひなた村劇団の「始皇帝」では挿入歌を担当しました。歌詞がとても良く、演奏も素晴らしく、普段、半狂乱で作曲している自分にとっては、とても贅沢な参加の仕方をさせてもらった気持ちです。また、高垣葵先生の作品に関われたことも喜びでございました。

    イスモナティの「カワサキさん家のかたち」では、エプロン姿で奮闘します。そういえば、何年か前の同じく伊藤氏が作演した「茨の森の眠り姫」でもエプロンつけたなぁ。あの時は泥酔の役だったけど…(笑)伊藤氏は、私が自分には絶対に振らない様な素敵な台詞を預けて下さるので、その信頼を裏切らぬ様に本番を迎えたいと思います。
    頑張るぞ~!

    これね、伊藤氏が毎回稽古に背負ってくるのです。これに装置が入るのですよ。自作だそう。

    稽古場が西荻なのですが。
    稽古後の赤提灯の誘惑たるや。
    レバニラときりたんぽが美味しいお店を見つけました♪

    CoRich予約URL↓
    http://ticket.corich.jp/apply/87828/006/  


  • 2018年04月04日 Posted by IKUMI at 17:33稽古告知