たまりば

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7days movie poster challenge(六日目)

マイケル・ジョーダンが怒りのコメントを発表していますが、あの問題はデモでは無いですよね。警察ですよね。で?また嘆きの声が潰され、苦しみもがいた人の死が政治利用されるんですか。分断という負の連鎖を本気で未来に持って行くつもりなのだとしたら我々って何も言えないですね。悲しいほど何も言えないですね。すると私は、差別の中にある、沈黙という更なる差別を死ぬまで憎むしかない。

7days movie poster challenge(六日目)

7days movie poster challenge(六日目)

「橋のない川」

ベストセラー、住井すゑの長編小説を映画化したもの。差別部落に生きる人々の苦難と、立ち上がっていく姿を描いた作品。主人公である兄弟の祖母役、北林谷栄さんの演技にあてられ言葉が出なかったのですが、その後すぐに観劇した劇団民芸の「ガイジン」で北林さんが知的障がいの少年役を演じられていて、そのふり幅にぐうの音も出なかった覚えがあります。
この映画は、そういう映画ですので、当時の部落解放同盟から、上映阻止や妨害があったそう。
我が身を犠牲にしてでも何かを守ること、叫ぶこと、平和を求めること、決して失わなかった個人の人間らしさを、やはり信じたいなぁ…と思う映画です。
生きてるし。
死んでないし。
また観ます。

追記:先週末で、仕事に一区切りをつけ、産休に入りました。やりがいのある仕事でした。いい汗も悪い汗も気持ちよくかいた気がします。facebookには呟いたのですが、就業後、帰宅時に必ず会う外国の労働者の方がいて、恐らく同じ会社に勤める方なのだと思うのですが、ある時、路地で座り込んで泣いていらした所に遭遇しました。「僕の聞き方も悪かったんだと思う」と電話で誰かに話していたのが分かったのですが、胸が締め付けられる様に痛かったです。私も同じ。いつも上手く行かなかった。たくさん恥をかいて、たくさん笑われ、だから同じ。
そこかしこに広がる世界と片隅の一場面。自分がどうその場に立っていたかを、忘れないでいようと思いました。
今日も働く皆様!お疲れ様です。



  • 2020年06月03日 Posted byIKUMI at 11:53 │日常voice