たまりば

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Posted by たまりば運営事務局 at

8ヶ月

お腹パンパン。
今回は女子なので、長男の時とは、やはりお腹の出方が違う。長男がいた頃の腹は縦にポン!今回は横にンバッ!って感じです。
産休に入った六月から、家の断捨離を始め、そこからまんまとDIYにハマり、トイレや襖や壁やらのリメイクを楽しみました。
必要最低限の暮らしを謳歌し、この夏、ようやく追及し続けたミニマムな暮らしが実現した様な…。とてもいいですよ、必要最低限。
SNS系も、最早、心底どうでもよく、赤面ものだった過去のブログ等も全部削除しました。
身も心もミニマム。腹だけが二人分。いい塩梅です。
かたや旦那と息子はどんどこ捨てられていく要らん物達に(本当は要るものかもしれない物達)にビクビクしている様ですが。

今日は畳が新しくなり、喜びました。

ベタンダに置くつもりでひろげたハンモックは思いの外大きくて、我が家ではもて余しそうなので、しばし遊んだ後、大家族の友人にもらってもらう。

まだまだ赤ちゃんのこの姫が、間もなく増える後輩に優しくなれるかが心配なこの頃。

父が作った和歌山の庭が進化していた。

夏はここでバーベキューをするが楽しかったのですが、今年は無理だったので、写真で我慢。

田辺湾。コロナ渦での自律神経を心配して、父が美しい写真を送ってくれます。

三段壁。

橋杭(本州最南端)

熊野古道。

これは、拾い画ですが円月島。

いいねぇ✨

南高梅。

なれずし。だいぶ昔の写真。和歌山ラーメンを食べに行くとカウンターに置いてあります。

なんか可愛かったフグ。

この子らまだ赤ちゃん。

海から出ると脚にくっついてたりします。

青々しい写真が多くなりましたが、実は決定しているお腹の人の名前も青々しい名前になります。
久しぶりに会った朋友マッシモーが、同じく第二子を出産し、それこそ最低限のおさがりもきちんと受け継げたので、あとはその日を待つだけ。
心健やかに。
世界が健やかになる日を願っています。

サン・テグジュぺリの名言。
「人間であるということは、とりもなおさず責任をもつことだ。人間であるということは、自分に関係がないと思われるような不幸な出来事に対して忸怩たることだ。人間であるということは、自分の僚友が勝ち得た勝利を誇りとすることだ。人間であるということは、自分の石をそこに据えながら、世界の建設に加担していると感じることだ。」

おやすみなさい。  


  • 2020年08月26日 Posted by IKUMI at 21:48日常voice

    性別と断捨離と便秘と

    『シアターモリエールについて』をシェアします。
    https://note.com/taku19831216/n/ne9349a231eef
    責任の所在については、概ね同意見ですが、文中にある(劇場側が)「知らなかったのではないか」という一文はひっかかります。この状況で何もかもが青天の霹靂ということは無いでしょう。芝居を根っこで愛し創造の場に身を置いてる人は語弊があるかもしれないけれど、出し物が何であれきちんと一緒にルールを守ると思う。だからこそ現場で何が共有され、何が守られなかったのかは明らかにするべき。何が足りなくて、何をなめていたのか。「演劇」「劇場」という括りで報道されるなら、双方黙っていてはいけないと思います。無論、未来の為に。
    私は長い時間をかけて、演劇を「居場所」とは位置づけない様になりました。
    だけれど、劇場は、その日、その時の絶対的な居場所です。
    この崩壊を今後どう教訓にするかを表も裏も一体になって考えなければ、また必ず崩れると思います。
    感情をバカにする人は信用できないけれど、確かに、人は感情だけでは生きていない。
    こと感情表現の代表みたいな我々が冷静に生きる時を見失ってはいけないと思うのです。

    本当に。

    こういう事態を目の当たりにする度に、何度も何度も何度も思うこと。
    被害者は誰か、を判っていない者がものを申すなと。
    逃げ腰で大きな事を言う人、本当に恥ずかしいです。
    正しいことを言ってる風な自分に酔ってるわ沸いてるわで、その口が新しい争いを産んでいることに気づかない。
    そういった自称被害者勢に渇を…入れたくなってきました。


    シルクロードカフェでの『ちっちゃなかみさん』は完全体制で無事に終了致しました。

    我々頑張った。

    我が家は只今、恵ちゃん社長に頼んで一部屋空ける作業に勤しんでいます。この日は母の部屋に業者が入ったので、麦子さんとお外へ避難。

    母が集めた古書も一気に捨てる。森鴎外は読んでおいても良かった。

    挿し絵のレトロ感が素敵。

    いいなぁ…レトロいいなぁ…

    もっとあるのよ、レトロいい。

    小百合さんのレコードが!出てきた!よ!

    家庭科の教科書を見ながらカーテンを縫おうとしてくれている息子さん。最近、彼が心底愛しい。

    作業の合間に食べて美味しかったローソンの油そばと、セブンイレブンの甘いやつ。

    冷凍用。麦ちゃんのご飯。キャベツ、にんじん、胸肉、さつまいも、大根。便秘気味の私が見習わなければいけない食事。
    間もなくお腹の中の人は7ヶ月に入ります。名前も決まり、毎日呼びかけているのですが、胎動(恐らくキック力)が長男の時よりも強く、加えて性別が女子だと判明した今、なんだかとても自己主張の強い逞しいおなごが出てきそうな予感でいっぱい。

    つまりは私も、強気だって話です、ここんとこ。  


  • 2020年07月16日 Posted by IKUMI at 23:33日常voice

    安定期

    ただちょっと血騒ぎ肉踊る朝は、だいたい朝食後(お腹もいっぱい元気ハツラツ)に、ピンクレディーのカルメン'77か、葛城ユキのボヘミアンを無意識に熱唱するのだが、これが三日続くとコロナか妊娠中のあれで気がちがったのかと察され、家族から距離を置かれます。

    安定期に入りました。
    お腹の子供はグレープフルーツぐらいの大きさだそうです。
    12年振りの妊娠は、忘れている事が多過ぎて…こんなに悪阻って辛かったっけ…
    長男の時には食べ悪阻で16キロ増量したのですが、今回は吐き悪阻で本当に辛い…。
    それでも、ようやく食べられる物が見つかり、トマト、スイカ、さやいんげん、ヨーグルトを主に食しています。
    とりあえず快調で通じも良いので、良しとしていますが、肉やら刺身やらもドカドカ食べたい衝動がメラメラしております。

    あ、延期になっていた舞台の本番も日程が決まり始めました。有難い事に私の出産から産褥期を避けて下さっています。
    それは、それで又お知らせ致します。

    父の庭の紫陽花が咲いた。

    好きな色合い。

    我らがonepuckの娘さんが自粛期間中に料理の腕をあげました。

    すごいすごい!  


  • 2020年06月09日 Posted by IKUMI at 16:12日常voice

    7days movie poster challenge(七日目)

    最終日です。
    本のバトンと映画のバトン、久し振りにやって楽しかった!けど、七本じゃ足りない。もっと気分じゃなくて真剣にやれば良かった(笑)
    回してくれた、ちさ姉様&壱睡様、ありがとうございました。

    最後はロードムービーにしたいなぁ…と思っていたのですが、そうすると何だか軽々しく偏りそうなので(グリーンブックとか…とても良いよ…)ちょっと前に飲み仲間の中尾ちゃんがすすめてくれた、この映画を。

    「チョコレートドーナツ」

    実話をもとにした映画。ダウン症の少年マルコと出会ったゲイのカップルが家族になるために奮闘する物語。
    劇中では70年代に流行った楽曲が沢山登場するのですが、ブロードウェイでもその歌唱力が認められているアラン・カミングが役として熱唱しています。勿論素晴らしくセクシー。
    ボブ・ディランの名曲「I Shall Be Released」は映画の核になっていますが、そりゃあ胸打たれます。
    家族って何だろう。
    法律って何だろう。
    生きとし生ける者、帰る場所があればいい訳じゃない。
    じゃあ何が必要?
    血の通った人間なら分かれって話です。
    私はチョコレートのドーナツを見る度に少年マルコの顔を思い出します。
    彼が、いいものをいいと言い、嫌な事を嫌だと言っている世の中を願い、想像して。  


  • 2020年06月07日 Posted by IKUMI at 19:30日常voice

    7days movie poster challenge(六日目)

    マイケル・ジョーダンが怒りのコメントを発表していますが、あの問題はデモでは無いですよね。警察ですよね。で?また嘆きの声が潰され、苦しみもがいた人の死が政治利用されるんですか。分断という負の連鎖を本気で未来に持って行くつもりなのだとしたら我々って何も言えないですね。悲しいほど何も言えないですね。すると私は、差別の中にある、沈黙という更なる差別を死ぬまで憎むしかない。



    7days movie poster challenge(六日目)

    「橋のない川」

    ベストセラー、住井すゑの長編小説を映画化したもの。差別部落に生きる人々の苦難と、立ち上がっていく姿を描いた作品。主人公である兄弟の祖母役、北林谷栄さんの演技にあてられ言葉が出なかったのですが、その後すぐに観劇した劇団民芸の「ガイジン」で北林さんが知的障がいの少年役を演じられていて、そのふり幅にぐうの音も出なかった覚えがあります。
    この映画は、そういう映画ですので、当時の部落解放同盟から、上映阻止や妨害があったそう。
    我が身を犠牲にしてでも何かを守ること、叫ぶこと、平和を求めること、決して失わなかった個人の人間らしさを、やはり信じたいなぁ…と思う映画です。
    生きてるし。
    死んでないし。
    また観ます。

    追記:先週末で、仕事に一区切りをつけ、産休に入りました。やりがいのある仕事でした。いい汗も悪い汗も気持ちよくかいた気がします。facebookには呟いたのですが、就業後、帰宅時に必ず会う外国の労働者の方がいて、恐らく同じ会社に勤める方なのだと思うのですが、ある時、路地で座り込んで泣いていらした所に遭遇しました。「僕の聞き方も悪かったんだと思う」と電話で誰かに話していたのが分かったのですが、胸が締め付けられる様に痛かったです。私も同じ。いつも上手く行かなかった。たくさん恥をかいて、たくさん笑われ、だから同じ。
    そこかしこに広がる世界と片隅の一場面。自分がどうその場に立っていたかを、忘れないでいようと思いました。
    今日も働く皆様!お疲れ様です。  


  • 2020年06月03日 Posted by IKUMI at 11:53日常voice

    7days movie poster challenge(五日目)



    「ぐるりのこと」

    邦画でいきたくて「ゆれる」と迷いました。シネコンの派手な配給に乗らず粛々と上映している作品を支持します。
    特筆すべき事でもないのだけれど、最近なんだか凄い是枝作品は好かず、話題になった「万引き家族」やアカデミー賞で騒がれていた「飛んで埼玉」の良さは解ろうとしていません。

    この映画は「ハッシュ!」が好きだった橋口亮輔監督の作品だったので観たのだと思う。
    90年代の社会に照らし合わせて描かれた、法廷画家とその妻の10年間。
    激動の社会と激動の夫婦生活は失うだけかと思いきや、回復したり獲得したり……。
    法廷のシーンでは、当時を象徴する事件が映され、宮崎勤や宅間守なのであろう被告人達が出てくるのですが、私は個人的に畠山鈴香をモデルとした人物のシーンが、夫婦の再生に有機的に絡んでいて凄いと思いました。彼女を描くリリー・フランキーさんの表情が良いです。  


  • 2020年06月02日 Posted by IKUMI at 22:02日常voice

    7days movie poster challenge(四日目)



    「アバウトタイム」

    最近一番泣いた映画は「湯を沸かすほどの熱い愛」で、初めてドキドキしたのは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で、「ショーシャンクの空に」は何だかいつまでも凄い位置に在るのだけれど。

    そんな、ざっくりとした映画好きが単純に好きな映画がこれです。
    タイムリープの設定を駆使して、主人公とヒロインが一瞬一瞬の正解を探り出す恋愛コメディ。
    あーバカバカ、そのシチュエーションでその迫り方は引くって…と思ったら結構アリだな…みたいな事を繰り返し、ラストはやはり生死を持って揺るがない形を見出だす。
    人生は思い通りにならない。
    巻き戻したい瞬間が幾度もある。
    それでも、あっけないそこに、一握りの幸せが溢れているのだという事に気づけば、あの日探したあれもこれもを笑って肯定できるのかもしれない。  


  • 2020年05月26日 Posted by IKUMI at 22:19日常voice

    7days movie poster challenge(三日目)



    「ミッドナイト・ラン」

    そりゃあ、デ・ニーロが大好きですし、彼の出演作は全部観ましたし、レナードのあの演技は出来もしないくせにあの域に憧れましたけど、私の中でのNo.1は、これなんです。

    最後の去り方とか誰が真似できよう。
    格好良すぎるんだよ格好良すぎるんだよ格好良すぎるんだよ三回書く程に。

    爽快に観れるので、アドレナリン出ちゃって眠れない夜とかに流しております。

    ~See You , Next Life.~

    の台詞に、いや、またすぐ観ますけど!って思いながら。  


  • 2020年05月25日 Posted by IKUMI at 13:44日常voice

    7days movie poster challenge(二日目)



    「八月のメモワール」

    映画で初めて泣いたのは、8歳の時に観た「ハチ公物語」だったのですが(あれは泣くでしょ?泣かなきゃ人として変でしょ?息子が8歳になったと同時に観せたら途中でグースカ寝てたけど!)
    その後は、あまり映画で泣く事ってなかったのですが、これは深夜に一人で観て、おいおい泣いた覚えがあります。

    ~人は戦争を理解出来ても、戦争が人を理解してくれる事はない~

    戦争から帰還し、PTSDで苦しむ父親と家族の物語。
    個人的には黒人の女の子、エルヴァディン役のラトーヤ・チスホルムが、マシンガントークで差別を打ち負かす様に皮肉を並べるシーンがすごく好きです。ナイス!と、心の中で叫びました。
    いい顔するなぁ…って。勝利のガッツポーズが誰よりも似合うなぁ…って。
    後のウーピー・ゴールドバーグじゃね?って。  


  • 2020年05月24日 Posted by IKUMI at 18:39日常voice

    7days movie poster challenge(一日目)&ブックカバーチャレンジ(七日目)

    7days movie poster challenge

    脚本家で演出家の壱睡さんからのバトンです。
    ここぞという時に、いつも温かいお声をかけてくださる素敵なお方。壱睡さんの作る世界はずっと観ていたい…壱睡さんの演じるアホな爺さんが恋しいこの頃…。
    と、言いながら、ちさ姉からのブックカバーチャレンジがあと1日残っていたよ
    よし。最終日と初日を一緒にしてしまおう。
    舞台人のお二人からのバトンだし、最終日だし初日だし、だいぶ格好つけようと思っていたのに、今日何故か浮かぶものがこんなマニアックなもんになってしまいました。

    7days movie poster challenge(一日目)
    &ブックカバーチャレンジ(七日目)

    「存在の耐えられない軽さ」

    タイトルに強く惹かれて映画を観、後に友人から何かの公演の時に「朝比奈っぽい」と差し入れにいただいたのが原作だった。
    冒頭、ニーチェの永劫回帰という思想に触れ始まる物語。
    ~永劫回帰という神話を裏返せば、一度で永久に消えて、もどってくることのない人生というのは、影に似た重さのない、前もって死んでいるものであり、それが恐ろしく、美しく、崇高であっても、その恐ろしさ、崇高さ、美しさは、無意味なものである。永劫回帰の世界ではわれわれの一つ一つの動きに耐えがたい責任の重さがある。もし永劫回帰が最大の重荷であるとすれば、われわれの人生というものはその状況の下では素晴らしい軽さとして現れうるのである~

    まあ難しい!
    まあ哲学!

    とはいえ、死ぬまで重い人生の軽さを憎み続け生きようと思う。
    愛なんてものは、一過性に重く永遠に軽薄であるとも思う。
    だからこそ、絶望の中で人が作られ、無になる事があってはならないと別路線の怒りと希望に燃えたりする。  


  • 2020年05月23日 Posted by IKUMI at 22:51日常voice