たまりば

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年越しへ

以下は「りんごの木」パンフレットに載せて戴いた文章です。

21年もの長い年月、表現の場を提供している組織が、立川市地域文化振興財団と、たちかわ真夏の夜の演劇祭だ。
この様な組織がその活動を続けて行く力は並大抵のものではないだろう。そもそも組織そのものに有効な機能が働いていなければ、人も集まり続けなかったと思うし、何よりその存在は、莫大な上演費用に頭を抱えながら生き残って行こうとする多くの演劇人達にとって救いの手であったと思う。
後藤竜二氏の大作「りんごの木」を脚色するにあたり念頭に置いた事は「今日の演劇祭を演劇によってどう再現するか」だった。紙面の都合上、氏の偉大さと本の素晴らしさについては割愛するが、ラストシーン、農業開発という時の流れで、とうとう一人となった主人公の決断は、一見シンプルな基軸の物語にダイナミックな展開を巻き起こす。私はここに21年間存続のドラマと、そこを通り過ぎて来た人間達ならではの表現をぶつけたいと感じた。
年越しへ
・雪玉シーン稽古。
年越しへ
・「飛ぶか?」「飛ぶ!」
年越しへ
・台風クライマックス。
年越しへ
・本番翌日。我が家で朽ち果てていた演出助手の結生と一緒に食べたカレー。



  • 2012年12月17日 Posted byIKUMI at 17:18 │Comments(0)日常

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