誕生

IKUMI

2020年12月03日 02:26

11月13日、2636gの小さい長女が誕生しました。
見守って下さった皆様、応援して下さった皆様、色々くださった皆様、ありがとうございます。
名前は、長男の名の由来に繋がる漢字を授けました。奥ゆかしい爽やかな名に辿り着けたかと思います。

顔は新生児期の長男に似ています。左目が二重なのも、小さい頭も、細長い手足も、尖った口も。
旦那は次は絶対に女の子が良い!との願いが叶った喜びが大爆発。
「お金はパパがあげるからバイトなんかしちゃダメだよ。結婚もしなくていい!ずっとパパといようね!」等と口煩く語りかけています。
かたや私はそれをクールに見ている長男が愛しくて仕方ないのですが(笑)

誕生時の泣き声と体重もほぼ同じの兄妹。

長男は12年前に自然分娩のスピード安産で出産しましたが、今回は私の年齢を考慮し、医師にすすめられた計画無痛分娩を選択しました。
コロナで立ち会いも面会も禁止だった為、一人で挑むしかなかったお産は、術前の処置であるカテーテルとバルーンを挿入した前日、夜21時に家族が病棟の窓越しに会いに来てくれ、「バイバーイ!」と手を振った途端に本陣痛を感じるというミラクルから始まりました。二回目とはいえ12年振り。妙なテンションも手伝って「おうおう、きたきた、これぞ陣痛。よしよし、いけるぞ。どうせなら促進剤を使わず自活陣痛で生もう!どうしても駄目になったら痛み止めを注入してもらおう!」と意気込み、そこから深夜2時まで陣痛を体感してみるという暴挙に出てみました。すると先に破水した妊婦さんが担ぎ込まれるわ、我が子は我が子でなかなか出口へ降りてこないわで、院内「どっちが先だ?!」とちょっとした騒ぎになったりのドラマを経、結果、私は翌朝9:00に破水。先の妊婦さんのお子様の産声を聞いてから、10:54に我が子と対面した次第です。
本陣痛から5時間程で生まれた長男に比べると長いお産でしたが、最後は促進剤と痛み止めを繰り返し入れた為か、渦中は、あらゆる瞬間を冷静に味わう事が出来ました。今回は嫌で嫌で仕方なかった会陰切開も回避!(←これ、本当に嬉しいのです)産後の回復も驚くほど良く、産んだ翌日には、お家が恋しくて仕方なくなり、許されるなら歩いてでも帰りたかったです(笑)

出産はジェットコースターみたいだ、と長男の時の出産記録にも記しましたが、今回も同じ感想です。
乗ったら乗り切れる。
そして、いつか長文で書き記したいと思うのですが「出産=痛い」の思い込みはそろそろ捨てて良い時代になっているとも思います。
実際、私の場合ですが、自然も無痛も一度も大きな声は出しませんでしたし、取り乱す事はありませんでした。それよりも妊娠後期の股関節の痛みや、下半身の重さで身体の自由がきかない期間の方がよっぽど辛くて苦しかった……
今はSNS等で多くの経産婦さんが自身の体験談を記しており、それらを見聞きした想像で頭をパンパンに膨らませる事は悪い事ではないと思います。
然し、自然も無痛も感じる痛みは全てが必然的なもので、決して天地が引っくり返る様なものではありません。やたらと怖がり深刻になるよりは、生むと決めたならば、人は人、と俯瞰し自分らしく産むことに自信を持った方が良い。それを未来で我が子に、うっとうしがられながら語る画を想像しながら、自分ならではの現場を経験する事が何よりかと思います。
誕生のその日をドキドキしながら待つ自然分娩と違い、計画分娩は「この日に産む」と決まっています。それが本人達にとって良いか悪いかは母体とお腹の中の赤ちゃんの状態で判断すればいいとして、個人的に、今回の計画分娩で良かった点は、産前産後の色々な準備を丁寧に出来た事です。
入院前日は、愛犬の散歩に長めに行け、私が入院中の買い置きも出来、夜は大きなハンバーグを沢山作ってお腹いっぱい家族で食べました。そして入院当日の朝はいつもの様に息子を学校へ送り出してから病院へ。二種類のお産を経験し、しっかり言える計画分娩の大きなメリットはこんなもんです。ただただ変わらない圧倒的事実は、どちらのお産も命がけで、必要なのは、人を産み、育てるという覚悟を持つ事。

退院後、小さき長女は日に日に怪獣と化し、よく動き、何やら怒っては泣いたりを繰り返しプクプクと成長しております。
仕事や引っ越し、舞台出演等、妊娠中期迄は、とても妊婦とは言えない動きをしていた母の腹の中で文句も言わずに過ごし、五体満足で生まれてくれた彼女に心からありがとう。
本日で生後20日目となりますが、まだまだ小さくふにゃふにゃの新生児。
長男同様に、この命を守り抜き、出来るだけ長い付き合いが出来る関係を築いて行きたいと思います。

間もなく今年が終わりますね。
来年が明るくあります様に。
生きとし生ける者が平穏であります様に。
(写真はなおみちゃんより)

仲澤さんに頼み込んで用意していただいたアラジン。旦那と息子が観に行き、滝山さんのジーニーに感動して帰ってきました。一度、コロナで中止になってしまったので観られて本当に良かった。

載せきれず抜粋。いろいろ頂いております。

美味しかった…。

他にもベビーベッドやスリーパーも。

ベビー服こそ、載せきれないのですが、いただくものがピンク色が多く女の子を産んだ実感をひしひし…
で、

マッシモ―から受け継いだ、このベビーバスが有能でした!!
マッシモーもそうですが、今回は同級生が同じ時期に出産だったり、近しき年齢の友人らがベビーラッシュで、とても心強かったです。

ママ友からいただいた有田焼。素敵。

入院前に、旦那が散歩中に遭遇した行列で買ってきてくれたロールケーキ。これとチーズケーキが驚くほど美味しかった。北海道から来たお店の様です。

これは母が買ってきたドーナツ。前回もそうでしたが、妊娠中の口はだいぶ甘党になりました。

潔癖症故、入院中は旦那と息子に洗濯物を預けては届けてもらいました。看護師さん経由なので会えないのですが、甘いものが必ず入ってて嬉しかった。

差し入れのこのコーヒーが美味しかった。

産院の御祝い膳も、

なんか凄かったです。
■追記■臨月頃、持っていた舞台のDVD「法王庁の避妊法」を見ました。これから出産の方は冷や冷やと体験レポのYouTubeを見るよりも、こちらを観たら良いのではないかしら。

父より。有田のみかん。

ちょいと!

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