たまりば

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ヘラ美に完敗

虫歯だ。
食っちゃ寝食っちゃ寝が祟ったか。
がりがり飴を噛んだからいけないのだと思う。
飴をがりがり噛む癖は、大人としていかがなもんか。
銀歯がとれれば、おいそれ大きな空洞が。
呼吸の度に口内へ冷風。
神経を刺激。
やってられん!

今朝は、なかなか支度の整わない息子にイライラし、イライラと保育園へ送り出したが、教室の窓越しに「ばいば〜い」と手を振る息子が可愛くて「アイラビュ〜!!!!」と大声で叫んだら、おいそれ、またも冷風が口内刺激。
そんな今朝だから、毎朝行くコンビニで、毎朝居るへらへらしている綺麗では無い、可愛くもない、どちらかというとぶっさいくな女性店員にも優しい笑みなど見せられまい。

「今日は煙草は?」
「いや、足りてるわ」
「え〜・・・コーヒーだけですかあ?」
「うん」
「あ、今年もクリスマスケーキやってるんですよ、良かったらどうですかぁ!」

・・・うるせえ。

「ケーキは、いいや」
「なんでですか!美味しいですよ!二月には恵方巻きもやりますし。注文今から出来ますよお」
「知ってる。買ったことある」
「そうでしたっけえ?」

・・・うぜえ。

あのなぁ、お前ん所に毎朝行くのは、単純に家が目の前だからで、それ以上の理由は無い!時々店長が公演のフライヤーを置いてくれるから、義理でケーキも恵方巻きも買った事はあるよ。でもたいして美味くなかったよ!ブス!

と、言いたかったが、ヘラ美のヘラ面は、私がこんな事を叫んだ所で、突然真面目な形相に変わらない事が容易に予想出来る位、ヘラ度に年季がかかっている。

「どうしたんですかぁ。なんか今日怖いじゃないですかぁ!」
「虫歯が痛いんだよ」
「やっだ、歯医者行きましょうよ歯医者!!お爺さんみたいな歯になっちゃいますよ!!」

・・・わかってます。

その後、さっさか帰ろうと車へ向かったら、ヘラ美がこけてパンツ丸出しになり、持っていた新聞だかを店内にぶちまけているから、私も一緒にそれらを拾う羽目になった。
落とされた新聞には、全てに金正日の死についてが書かれている。
彼の存在は重かったのだ。
然し、それら新聞を、腰を打ったのかへっぴり腰で「もう、最悪〜」と言いながらヘラヘラ拾う彼女を見て、「お前の方が爺さんみたいじゃないか」と思ったが言わなかった。
別にこの女がこけた所で気は晴れない。
歯も痛いまま。

やはり、このコンビニには毎朝行くだろう。
理由は近所だからだ。
ヘラ美はヘラ美で在れば良い。
私は歯医者へ行けば良い。
必要なのはきっと許しだ。
許せるものは許すのだ。
許せないものは死ぬ前に解決せねば。

よし。不揃いの歯を治しに行こう。
行け、朝比奈。
ヘラ美に完敗
黒ちゃんに戴いたルタオ。クリスマスはこれで。
ヘラ美に完敗
「きらきらきららら」というルタオの本。絵がすごく綺麗でした。
ヘラ美に完敗
次回作、打ち合わせ。
ヘラ美に完敗
からの、結生&ゆき誕生日パーティー!



  • 2011年12月21日 Posted byIKUMI at 13:29 │Comments(0)日常

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