たまりば

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観劇でーぃ

芝居を二本観に行きました。

実は普段、観劇に関しては余程好きな俳優が出ていたり、尊敬する作家や演出家が打つものでない限り、あまり積極的に行かない事にしています。
単純に行く時間が無いからです。
で、行くからには楽しみたいからです。

だから、演劇人は、今日のこの時間をそこに捧げている人達が目の前にいるって事を意識して、稽古なり本番なりを成功させなければいけない。これ、恐ろしい事に時々見失いそうになるんです。おっそろしいです。

一本目は、次回公演でコンテンポラリーの振付を担当するSUMIOさん出演の舞台。
SUMIOさんとは顔合わせの時に一度お会いし、まだそんなにお話も出来ていないんですが、その時にいただいたフライヤーを見て「あ、なんか好きそう」と感じ、インスピレーションで行って来ました。
劇団6番シードの「ザ・ボイスアクター」
観劇でーぃ
超高速コメディと謳うだけあって、その計算され尽くした脚本に感服。それを全力でこなし、喋り倒す俳優陣の力量に感服。ただただ笑って、ただただ感心。皆さん上手いなぁ。凄いなぁと。別の作品も是非観たくなりましたし、帰りに受付で売っていた台本を買いたくなりました。お財布にお金が無くて買えなかったけど(笑)
次に行く時はちゃんと銀行に寄って行こう。銀行にもお金が無かったら、金持ちそうな友人を誘って行こう。金持ちそうな友人が「行かない」と言ったら殴ってでも一緒に連れて行こう。とにかく面白かった。最高でした。
観劇でーぃ
二本目は、こまつ座の「小林一茶」
私も、井上ひさしさんの作品は挑戦させてもらった事があるのですが、戦争を主題とした作品だったのもあり、半端な気持ちじゃ打ち勝てない骨太な本が、そりゃ難儀で難儀で半泣きになりながら稽古をした覚えがあります。
今回観た「小林一茶」は、打って変わって言葉遊びのオンパレード。ミステリー仕立ての劇中劇に、ラストで暴かれる痛快な結末。生々しい人間模様が美しくも可笑しい日本語で描き出され、ぬかりない井上ひさしワールドを思う存分堪能しました。言うまでもなく、出演者の皆さんの演技は素晴らしく、きっとこの方達は決して稽古を半泣きでなどしていないだろうなぁ…と。感動というよりも「偉大さ」を感じた舞台でありました。

たまにはいいなぁ…観劇。
って思いました。
また、たまには行きます。



  • 2015年04月21日 Posted byIKUMI at 16:46 │Comments(0)日常

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